16年秋の新人戦 都大会本戦 団体戦③
第2試合、試合前の練習ラリー。
1回戦負けしたとはいえ、流石に
個人戦で都大会に進んだペアです。
速くて良いストロークです。
1ペア目と遜色無いレベル。
MSさんのお父さんも応援に熱が
入っていました。
応援の効果があったかどうかは
わかりませんが、一進一退の
攻防になりました。
MSさんの左から繰り出すカットサーブは
初見ではタイミングが取りにくく
強打が出来ない様子。相手の緩やかに
なったボールを絶妙のコースに
打ち分ける。
前衛のOAさんも独特のフォームから
打つフォアが微妙な回転を起こし
これまた相手は強打出来ず。
無理に打てばネットにかける。
普通に打ち合ったら厳しい相手ながら
持てる技術とクセと戦略を活かして
互角のポイントを重ねる彼女達。
それでも足りない時はとにかく走る!
あまりの頑張りと粘りと集中力。
観戦中に感動で泣きそうになったのは
初めての事でした。
思う様に行かない相手はイライラし、
それもこちらには好都合。
6ゲーム目を取り、ついに3-3のファイナル
ゲームへ持ち込んだのでした。
ここまで来たら勝って欲しい。
勝って都大会に個人戦でも出れる
レベルなんだと自信を持って欲しい!
※個人戦は地区予選で敗退している。
祈る様に試合を見守りました。
ファイナルももつれ展開!
相手が取れば取り返す。先行されながらも
取り返す。
4-5から4-6になり、マッチポイントを
握られた時にはドキドキも最高潮。
しかしまだ粘る!
5-6。更に1ポイントをしのぎなんと
6-6のデュース。追いつきました!
周りに人が居なければ涙が流れて
いたでしょう。
心の底から2人の頑張りと集中力を
尊敬しました。
勝って欲しい。ただそれだけ。
ここからは2ポイント差にしないと
勝利はありません。
6-6から更に1ポイントを取り、ついに初の
マッチポイント。
しかしこのワンチャンスをモノに
する事は出来ず、続けて2ポイントを
失点。
またも相手のマッチポイントです。
ここに来て彼女らのボールに慣れて来た
相手ペア。ポイントの出だしは
慎重にミスのないストロークをし、
チャンスが来た時だけ強打!
結局落ち着きを取り戻した相手に
最後のポイントを取られ7-9。
壮絶な大接戦は相手に軍配が上がった
のでした。
これでチームスコアは0-2。
チームとしての敗北がムスメの
試合の前に決定してしまったのでした・・。
しかし都大会1回戦は勝負が決定しても
3試合目を行います。
気持ちが切れた訳ではないでしょうが、
3試合目は一方的な展開になりました。
強打対強打。
しかしそのレベルがSRさんより一段上。
スコア0-4の完敗でゲームが終わりました。
チームスコアも0-3。
都大会1回戦負け、という結果だけ
みれば非常に残念な結果に終わり
ました。
しかしこの後、相手チームはベスト16
まで勝ち残りました。
ベスト8をかけた試合でもチームスコアは
1-2と惜しい内容だったのです。
そんなチーム相手に粘りを見せ、
焦らす事くらいは出来たのです。
これからの頑張り次第で3年生の夏までに
どうなるかわかりません。
試合後レギュラー陣はコーチから
こう聞かれたそうです。
どちらか選べと。
①都大会出場を目指し楽しく真面目に
頑張る。
②これまで以上に頑張りベスト16、あるいは
それ以上を目指す。
レギュラー一致の答えを持って来いと
言われた彼女ら6名はその場で後者と
即答したそうです。
やれる。
彼女達は明るく真面目にひたむきに
頑張ってる。
最後の夏にどんな結果が待っているかは
わかりませんが、その話を聞いて
私の期待は膨らむ一方なのでした。