19年中学新人戦都大会地区予選②
都大会まであと2つ。
まずは同校4番手を倒さなければなりません。
準々決勝で苦戦はしたものの、後衛のショットのスピードは息子をしのぐし
前衛はおちゃらけキャラで練習に取り組む態度が気分次第ですが
運動神経は抜群。
ハッキリ言って噛み合うと怖い存在なのです。
ジリジリしながらコールを待ち、他の試合を見学していたら妻から電話が!
なんと使用しないと言っていたコートで試合が始まっていると言うでは
ありませんか!!
おかげで最初の2ゲームを見逃してしまいました。
3ゲーム目の途中、試合を観始めると息子ペアのポイントでチェンジコート
したのと妻の情報でカウント2-1でリードという事がわかりました。
4ゲーム目、相手の好プレーが続き0-3となってしまった時はかなり
焦り、心臓がバクバクしました。
しかし丁寧に1ポイントずつ挽回する息子ペア。
ついにデュースで並びます。
更に2ポイント連続で奪い4ゲーム目を奪取。
これは本当に大きかった。
ゲームカウント2-2に追いつかれるのと3-1で引き離すのは天と地ほどの
差があります。
結局その後も相手の良いショットがありましたが、息子がその強打を封じるべく
左右前後に振り、圧倒。
4-1で逃げ切ったのでした。
そしていよいよ都大会をかけた準決勝に突入するのでした。
相手はビッグサーバー。過去2度対戦し、2度とも敗北を喫している天敵です。
審判は会場を仕切る顧問の先生の一人が行ってくれました。
さすが都大会がかかる試合は違う。そんな雰囲気になりました。
静寂から試合スタート。
幸先よく2ポイント重ねた息子ペア。しかし運よく取れただけのそのポイントを
あっさり失い、1ゲーム目を3-5で落とします。
しかしそれからは一進一退。まさに互角の戦いが繰り広げられました。
ゲームカウント0-1・1-1・2-1・2-2・3-2、、、
なんと息子ペアが都大会に王手をかけたのでした。
私の緊張もクライマックスです。
6ゲーム目。相手サーブ。
ここで相手のファストサーブがうなりを上げました。
これまでサーブの確率が悪い2人だったのですが終盤追い込まれて
集中力が増したのか高速サーブをバンバン入れてきます。
こうなるとお手上げ。本当に彼らのサーブは高校級なのです。
あっという間に6ゲーム目を失いファイナルへ突入。
ファイナルに入っても相手サーブの確率は落ちません。
ポイント先行され焦ったのか息子ペアはミスを連発。
また攻めのパターンも1本調子になってしまい相手に読まれている
雰囲気です。
1-7。
結局ファイナルはネットインで取った1ポイントのみで敗戦となりました。
片手につかみかけた都大会。
しかしそれは相手のストロングポイントであり、散々警戒していた
サーブによって打ち砕かれたのでした。
本当に残念。
今の息子が都大会でどれだけ通用するのか見たかった。
しかし6・7ゲーム目の相手の集中力が見事でした。
負けた後にいつもの様に悔しそうに天を仰ぐ息子。
でも私は負けても負けても下を向かず、上を向いてきた息子を誇らしく
思いました。
本当に、本当に!残念ですが都大会個人戦には進めませんでした。
この雪辱は団体戦で晴らして欲しいと思います!