中学〜高校ソフトテニス 応援記 (長女はソフテニ卒業!長男は高1!)

ムスメが中学生になり、始めた部活は父親(私)も学生時代にやっていたソフトテニス。彼女のソフトテニス挑戦記です。

17年 選手権都大会団体戦 4回戦③

第2試合。


総合力で多少劣る様に感じましたが

やはり今日のSRさんはキレが良い。


3回戦で格上に完敗を喫したムスメペア

でしたが、大きな実力差がない、この

相手には互角以上に渡りあいます。


1ゲーム目を取られたものの、続く2ゲーム

を連取し、ゲームカウント2-1。


しかし後衛のSRさんの状態が良いのを

見て、相手は左右に揺さぶったり

ムスメを狙うショットを打ち、2人に

プレッシャーをかけます。


ムスメも反応は悪い方ではありませんが

相手が実に良いコースに、またムスメの

警戒心が薄れている時に狙って来るので

なかなかその前衛アタックを止められ

ません。


今度は相手に連取され、カウント2-3。


いよいよ後がなくなりました。


私のこの2年間の観戦記を振り返り、

ムスメチームだろうと相手チームだろうと

2-3から逆転した試合は何故かほとんど

見た事がありません。


絶望的な状態になりましたが、ゲームの

内容は悪くなく、2人も全く諦める

様子はありません。


大事な6ゲーム目。2人の粘りと相手のミス

にも助けられ、これを奪取!


ついにファイナルゲームに持ち込んだ

のでした。


こうなると追いついたムスメチームに

勢いがつきます。


優勢にファイナルゲームが進み、

なんと3-6のトリプルマッチポイントを

握ったのでした。


相手もこんな筈はない!という表情で

焦りが見えます。


しかし勝負はわからない。


次のポイントは守りに入って甘くなった

ボールを決められ、4-6。


続いて今度は強引に決めに行って

ネットへ引っかける。


ギリギリの攻防にお互いの応援も

ヒートアップ!


私もつい『相手の方が苦しいんだぞ!』と

声が出てしまいました。


しかし続くポイントは相手の良いショット

で失い、これで6-6!


せっかくのトリプルチャンスでしたが

あっと言う間に追いつかれてしまいました。


勝負はホントに怖い。


続くポイントもこちらのミス。


4連続失点で今度はあちらにマッチポイント

です。


ムスメのサーブ。


相手は中ロブでSRさんをサイドに振る。


なんとか返すSRさん。体勢は少し

崩れている。


来る!

私の前衛としての直感が囁きました。


これはムスメに前衛アタックが来る!


SRさんが体勢を崩してるからこそ

ムスメを抜けば、絶対にフォロー出来ない。


果たしてムスメに打たれたショットは

反応がわずかに遅れ、ラケットの横を

無情にもすり抜けコートイン。


、、、、


決着です。


熱戦・接戦・激闘、、、どんな言葉でも

表現がしきれないほど熱く、面白く

良い戦いでした。


決着の瞬間、敗北した2人は大逆転された

ショックもあったとは思いますが

現実を実感したのか泣き出していました。


相手は大喜びです。


でもムスメ達が苦しめたからこその

興奮。


わかります。


私も逆の立場なら大興奮しています。


しかし惜しかった、、。


3試合目に繋いで、もう少しこの

戦いを見続けたかった。


しかしそれはもう叶いません。


ムスメ達の戦いは終了しました。


都大会ベスト32。


これが最終結果です。


しかし、都大会で4回戦まで来れて

少なくとも応援していた我々父兄は

幸せでした。


運動神経が良い訳ではないムスメ。


ジュニア上がりがいる訳ではない同期の

メンバー。


0から始めて2年ちょっとのこのメンバーで

都大会の4回戦まで来たのです。


まぁジュニア上がりの1年生に3回戦は

救われましたが、、。



とにかくよく頑張りました。


私も大逆転負けで悔しかったですが

泣ける程悔しかったのは彼女達。


そして泣ける程悔しいと感じられるモノ

夢中になれるものに出会えた幸運。


負けたけど、本当に得たモノは

大きかったと思います。


メンバー全員お疲れ様でした!


この2年間、たくさんの興奮と感動を

ありがとうございました!


君達の未来はきっと輝くはずだよ!


愛してるよー!!!